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2024.10.22 現在

教員情報詳細

赤岡 仁之(アカオカ ヒロユキ)
アカオカ ヒロユキ 赤岡 仁之 Hiroyuki Akaoka
所属名称

社会情報学部 社会情報学科

資格

教授

学位

商学修士, 法学士

研究分野

マーケティング

キーワード

清涼飲料、競争戦略、ブランド、日本文化

教育研究業績書

https://www.mukogawa-u.ac.jp/gakuin/gyoseki/pdf/id_11114.pdf

清涼飲料水市場とマーケティング

日本の清涼飲料水市場は諸外国に比して特徴的である。①日本は世界有数の自販機大国であるが、そのなかでも清涼飲料の自販機の数がきわめて多く(約220万台)、清涼飲料の中心的な流通経路であるということ、②製品アイテム数がきわめて多いこと(赤岡仁之(2005)「多品種化する日本の清涼飲料水」<園田英弘編『逆欠如の日本生活文化』思文閣出版>)、③パッケージ化された製品の登場は江戸の幕末からという長い歴史をもつカテゴリーであること(赤岡仁之(2008)「清涼飲料水」<高田公理、嗜好品文化研究会編『嗜好品文化を学ぶ人のために』世界思想社>)があげられる。
この清涼飲料水市場における日本の飲料メーカーのマーケティング戦略および日本の生活文化とのかかわりを研究している。
 例えば、赤岡仁之(2021)「嗜好品化していく炭酸飲料とマーケティング」『嗜好品文化研究』第6号では、従来の炭酸飲料のコンテクストを変換することによって異なる価値を市場に提供するコンテクストマーケティングや、経験価値を重視したマーケティングが推進力となり、炭酸飲料は「大人の嗜好品」へと大きな変貌を遂げているとともに、それは「大人化」だけでなく、「情緒的な向精神性化」「個人化」の中で、新しいタイプの大人の嗜好品として、より人々の生活に深く入り込んでいくものとなったこと、またそれらが、先進国の中で、日本の炭酸飲料が成長を続けている希有な例となっている理由であることを指摘した。

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