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2024.10.22 現在

教員情報詳細

大滝 直人(オオタキ ナオト)
オオタキ ナオト 大滝 直人 Naoto Otaki
所属名称

食物栄養科学部 食物栄養学科

資格

教授

学位

博士(食品栄養学), 修士(食品栄養学)

研究分野

公衆栄養学、栄養疫学

キーワード

栄養調査・食育

教育研究業績書

https://www.mukogawa-u.ac.jp/gakuin/gyoseki/pdf/id_15453.pdf

フレイル、認知症予防と栄養・食生活、地域支援活動

高齢期の健康問題のひとつにフレイルが挙げられます。65 歳以上のフレイルの者の割合は約 10 %と推定され、大きな関心を集めています。また、パンデミックによって制限された日常生活によって、フレイルの加速化が懸念されております。公衆栄養学研究室ではこれまでの調査結果から、感染症パンデミック期におけるフレイルの加速化の原因は健康行動へのモチベーションの低下が原因ではないかと考えています。
パンデミックの当初は、物流が滞り日用品の品薄状態が引き起こされました。また、多くの日用品店は感染症予防対策のため営業時間の短縮を行いました。これらによりいわゆるパニック買いが散見し、日用品の品薄状態は食料品にも波及しました。パンデミックの短期的な影響として、パニック買いよって引き起こる食生活の質の低下を懸念しました。
しかし、パンデミックは予想を超えて中長期化しました。これにより、友人・知人、身内のものと会う機会や地域活動への参加の制限が余儀なくされました。多くの世代において社会からの孤立や孤独化が懸念されました。このことが、運動習慣や健全な食習慣を維持するための意欲を低下させたのではないかと考えています。パンデミックによって人と人とのつながりや地域活動の重要性を再認識することになりました。公衆栄養学研究室ではパンデミックより前から地域活動への参加などを行ってきました。今後はこの活動への取り組みをより積極的に行い、研究成果を地域にフィードバックしたいと考えております。

公衆栄養学研究室では、高齢者の健康の維持・向上に寄与するための研究を行っています。パンデミックにおける日常生活と健康、認知症予防、地域ボランティア活動の支援など多岐にわたります。本研究室の学生は、研究の遂行に関わる様々な活動を通じて、管理栄養士に必要な高度な知識やスキルを習得することができます。また多くの実践活動は、研究室の学生へ研究に関する新しいアイデアをもたらします。お互いに協力し、日々、切磋琢磨をしながら明るく積極的に研究活動を進めています 。
みなさんも一緒に研究活動をしてみませんか?

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