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2024.10.22 現在

教員情報詳細

古濱 裕樹(コハマ ユウキ)
コハマ ユウキ 古濱 裕樹 Yuuki Kohama
所属名称

生活造形学科

資格

准教授

学位

博士(生活環境学)

研究分野

染色化学(特に天然染料)、天然染料染色物の色彩、洗浄、繊維

キーワード

天然染料、草木染、染色、色彩、被服整理、繊維、被服材料

メールアドレス
  • 個人
  • 25220アットマークmwu.jp
教育研究業績書

https://www.mukogawa-u.ac.jp/gakuin/gyoseki/pdf/id_25220.pdf

天然染料の色彩

 合成染料は経済性や堅牢性に優れ、濃暗色から鮮明色まで幅広い色相を自在に染められるため、現代のファッションを裏方として支えている物質だといえます。一方で、天然染料による染色、いわゆる『草木染』は今では特別な扱いをされている染めですが、1856年にパーキンによって合成染料が発明されるまでは、繊維を着色する最も一般的な方法でした。
 天然染料は、植物等から色素を抽出して適切な方法で染めるのですが、その際の方法によって、染まる色は大きく変わります。古来、経験や勘によって染められてきましたが、職人の口伝のようなもので、残存する情報は限られます。そこで、天然染料が再注目される現代において、染料・染色条件と染まる色の関係性を科学的に明らかにすることの必要性を感じ、染色色彩データベース(DB)を構築することにしました。DBには合成染料も含みます。「天然染料で染まる色の本質は何か。なぜ美しいのか。」DBから明らかにしたいと考えています。

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