教員情報詳細
- 所属名称
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健康・スポーツ科学部 健康・スポーツ科学科
- 資格
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教授
- 学位
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医学博士(大阪大学)
- 研究分野
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スポーツ外傷・障害, 膝蓋大腿関節の形態・動態解析, 膝関節外科,
スポーツ疫学
- キーワード
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形態・動態解析, 膝蓋骨脱臼, 膝蓋骨不安定症,
高校野球, メディカルチェック, 女性アスリートの三主徴
- 社会貢献活動
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高校野球投手関節機能検診ドクター, 投球制限検証ワーキンググループメンバー
- メールアドレス
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- 大学
- toritsuka
mukogawa-u.ac.jp
スポーツ界においては女性アスリートであるために直面する健康上の様々な問題、いわゆる
女性アスリート三主徴(Female Athlete Triad:FAT)や貧血が近年注目されています。まず、
FATとは「low energy availability(利用可能エネルギー不足)」「無月経」「骨粗鬆症」です。
体操などの審美系競技においては体型を維持する目的で、陸上の中長距離競技において
は体重の増加を押さえる目的で食事の管理などを行いますが、不適切な食事制限となると利
用可能エネルギーの不足を生じます。利用可能エネルギーの不足は月経障害を招き、さらに
は骨粗鬆症の原因となります。そしてその骨粗鬆症は続発する疲労骨折の一因と考えられて
います。
次に、FATと並んで貧血も大きな問題の一つでとされています。アスリートに見られる内科的
疾患として頻度が高い貧血のなかで、鉄欠乏性貧血はトレーニングによる鉄の消耗、喪失が原
因であると考えられています。女性アスリートでは月経による鉄の喪失が増えるので、そのリスク
はどうしても高くなってしまいます。そしてFATと同様の理由で、不適切な食事制限のため鉄の
摂取量が少なくなると鉄欠乏性貧血のリスクはより高まることになります。
このように、スポーツにおけるパフォーマンス向上を追求した結果、女性であるためにこのよう
な健康上の問題に直面することは、スポーツ本来の目的とは相容れないことです。オリンピック
選手などトップアスリートでは、そのような状態を防止するための支援や管理がなされています
が、一般の選手層ではそのようなことは期待できず、置かれている健康状態がどのようなもので
あるかさえ把握できていない状態です。そこで、スポーツの盛んな武庫川女子大学の運動部に
属する選手を対象にFAT(疲労骨折を含む)と鉄欠乏性貧血について調査を行い、大学生女
子アスリートの直面している利用可能エネルギー不足、無月経、骨粗鬆症とそれに続発する可
能性のある疲労骨折、そして鉄欠乏性貧血の発生状況についての実態を明らかにしたいと考
えています。
膝蓋骨脱臼患者の大腿骨滑車の形態は複雑で、通常の画像診断装置で得られる二次元画像では十分な特徴を理解することができない。そこで三次元構成した画像を用いてその特徴を詳細に解析することが目的である。
1993年から甲子園大会では投手の関節機能検査が義務化されている。その検査データの変化を経時的に解析している。