皆さんが薬剤師の仕事としてイメージなさるのは、病院、保険薬局あるいはドラッグストアで働く薬剤師だと思います。実は私自身も薬学部に入学した当時は、卒業して病院薬剤師になるものだと考えておりました。しかしながら、薬剤師の仕事は多彩なものです。厚生労働省、都道府県の薬務課、保健所などで公務員として行政に携わる薬剤師、製薬会社で研究、開発、学術部門あるいは Medical Representative (MR) として活躍する薬剤師、さらには、大学教員として後進の薬剤師を育成しつつ、薬学研究に邁進する薬剤師が居るのです。皆さんは薬学科における6年間の大学生活の中で、ご自分に最もフィットした仕事を選び出していただけたらと願っております。