主に大学におけるジェンダーやセクシュアリティの問題に関心を持っています。研究対象は大学生の場合が多いですが、大学自体の場合もあります。例えばこれまで大学生のキャリア（観）におけるジェンダー問題に関心を持ち、研究を進めてきましたが、男女二元論では語れないセクシュアリティの問題が絡むケースがあること、その場合は非常に問題が多岐にわたり、また複雑であることがわかってきました。同時に、新たなカリキュラム、支援体制、外部機関との協力体制の構築など、ほぼ手つかずの領域について、まずは研究を行い、その知見をもとに実践に移していく必要があると考えています。
　学生時代から縁のある英国をはじめ、海外の研究者との交流も大事にして、自らの視野を広めつつ、研究を行っています。そして、その成果を授業や学生支援に還元できるよう努力していくつもりです。