まちづくりや都市生活に関する社会課題は年々増大しています。
UR都市機構では団地活力の再生が、阪神電気鉄道では沿線活力の再生が、武庫川女子大学では社会貢献や地域連携がそれぞれ課題となり、単独では困難な社会課題の解決に向け連携を図るなか、三者は包括連携協定を個々に締結しました。こうした背景のもと、UR武庫川団地などにおいて団地再生に取り組むなか、学生は地域に根差した学びを得ており、学外の多様な人と交流し、社会課題の解決を実際に学べる意義は非常に大きいと感じています。
近年、情報通信技術の進展などによって個人の活動領域が拡大したかの印象がありますが、リアルな人付き合いや経験値は学生間で格差が大きく広がったと感じています。日常生活で接することが希な立場や世代の人々との交流は、「学び」に大きな影響を与えます。まちで学び、まちで暮らし、まちを考え、まちに加わり、まちを支える。そういった人材の育成を心がけています。