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2024.10.22 現在

教員情報詳細

家森 幸男(ヤモリ ユキオ)
ヤモリ ユキオ 家森 幸男 Yukio Yamori
所属名称

健康科学総合研究所

資格

客員教授

学位

医学博士

研究分野

実験動物学、食生活学、応用ゲノム科学、食品科学、栄養生理学、人類遺伝学、実験病理学、公衆衛生・健康科学、循環器内科学

キーワード

予防栄養医学、生活習慣病予防、高血圧、脳卒中、動脈硬化症、病理学の病態生理学、疫学、栄養介入研究、高血圧関連疾患モデル、遺伝子解析、遺伝・環境相関、食育、健康教育

社会貢献活動

脳卒中など生活習慣病の成因と栄養による予防の研究、予防に有効な知識、「知識のワクチン」の食育による普及と食環境改善への貢献

SNS

Yukio Yamori at TEDxTokyo

メールアドレス
  • 国際健康開発研究所
  • yamoriアットマークcardiacstudy.com
教育研究業績書

https://www.mukogawa-u.ac.jp/gakuin/gyoseki/pdf/id_81252.pdf

「ゲノムプラス」の栄養の力で全ての人が健康に

国際健康開発研究所は、健康長寿に適した栄養についての研究を世界中で進め、和食の健康効果を検証して来ました。
日本の女性は美しく健康です。1986年以来、平均寿命が世界のトップであった日本の長寿は最近第一位を香港に譲りましたが、日本人は心筋梗塞を減らす大豆や魚の摂取が多いから長寿なのだと分って来ました。
大豆には、“食べる女性ホルモン”であるイソフラボンが含まれており、私どもの世界25ヵ国61地域の研究で証明されたように、大豆を食べて24時間尿中にイソフラボンが多く出ている地域の女性は若々しく長寿でした。女性が美しいのは肌の循環がよいからで、肌と同じように脳や心臓、腎臓など大切な臓器の血の巡りがよければ当然長寿になれるのです。
女性と比べると、寿命が7年も短く、遺伝子(ゲノム)で女性と比べ不利な男性も大豆イソフラボンなど植物由来の女性ホルモンを摂取すると、日本人女性のように世界一の長寿になれると期待されます。実際、大豆や魚を良く食べ、尿中にイソフラボンや魚介類のタウリンがよく出ている人は、男性でも動脈硬化を抑えるHDLコレステロールが女性なみに多く、心筋梗塞・脳卒中を抑え、認知症の予防効果も期待される“葉酸”も多いことが分りました。そこで心筋梗塞が多いスコットランドやブラジルの日系人に大豆イソフラボンや魚のDHAの入ったパンを5~8週間食べてもらったところ、動脈硬化になりやすさを示す、動脈硬化指数(LDL/HDL)が高い男性も、この指数が女性並みに低くなる事が証明されました。
遺伝子で寿命などのすべてが決まるのではなく、食事などの生活習慣でそれを乗り越えられることがわかってきました。遺伝的に生活習慣病を起こしやすい脳卒中や肥満のモデル動物やその細胞を活用した栄養の予防効果を実験的に証明し、またヒトでも食育や栄養改善で生活習慣病のリスク軽減が可能であることを検証して、たとえ遺伝子では不利でも健康に生きられる、ゲノムを超える「ゲノムプラス」の栄養の力で世界の健康開発に貢献するため研究を重ねております。

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