教員情報詳細

- 所属名称
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教育学部 教育学科
- 資格
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講師
- 学位
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修士(学校教育学)
- 研究分野
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特別支援教育全般、学校教育と音楽療法
- キーワード
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特別支援教育、自立活動、発達障害、肢体不自由教育、知的障害教育、自閉症教育、特別支援教育における音楽、
- メールアドレス
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- 個人
- watanabe_mami_x
mukogawa-u.ac.jp
2007年より正式に特別支援教育が実施されました。それから17年が経つ今、特別支援教育の推進についてもどかしい思いをしています。
特別支援学校の特別支援教育コーディネーターとして十数年、地域支援事業としてこども園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校に携わる中で、多数の悔しい思いをしている子どもたちや保護者に出会ってきました。一方で、困っている子どもたちの指導、支援について悩んだり考えたりして学び続ける教員の方々にも出会ってきました。特別支援教育の推進がなされない要因は多々あり、あたりまえの教育になるにはまだ時間がかかりますが、子どもたちのために学び続ける先生たちを応援したいと思っています。そして教職を目指す学生が、子どもを総合的にみる力、一人一人をきめこまやかに指導ができる力等、教員に求められる指導力や資質を高められるよう、本学の特別支援教育に関する授業の内容や指導方法の工夫等について探求していきたいと思っています。
30年あまり特別支援学校(当時は養護学校)にて障害のある子どもに音楽療法を実践してきました。授業として音楽療法が実践できるのか、教師としてセラピストという立場で子どもたちに関われるのか、また教育課程上の位置づけなど様々なことを模索し、続けていきました。しかし、30年の間で社会の変化に応じて学校教育の在り方も変化し、養護・訓練が自立活動にかわり、学習指導要領が2回改訂されたことで、音楽療法が学校教育現場で取り組みやすくなり、関連諸学会においても発表事例が増えてきています。そこで、今、改めて音楽療法を学校教育現場で実践する意義について探求する必要があると考えています。
現在は自立活動と音楽療法について、重複障害のある子どもの音楽活動について実践を重ねながら研究を進めています。